【キナさんぽ ヨーロッパ編.9】ミュンヘン 後半

ついにオオトリ!
狂気のメルヘン王・ルートヴィヒ2世と
初めてのオペラ、黒いシンデレラのお話です。
ちなみにTシャツは白雪姫(ユニクロ)よ〜w
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ヨーロッパ2週間、最終日は大冒険デスヨ٩( ᐛ )و
その前に腹ごしらえ〜♫ プレッツェルを買ってオペラ座の前でムシャムシャムシャ。
すっかり大好物になった、プレッツェル。
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昼はバスに乗って「メルヘン街道」→「ノイシュバンシュタイン城」を見にいくのだー٩( ᐛ )و
けっこう遠くて、正確には「フュッセン」という地名。

【メルヘン街道】
ただただ可愛い。ほんまに可愛い。以上(笑)
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連日凄いものを見過ぎて、もう感覚がマヒしとるんでしょうね、なんか夢のような景色が当たり前になりつつありました。ほんま人間ってやつはε-(´∀`; )
「お城もプラハでスッゴイの見たし、まあ、ノイシュバンシュタイン城も、のんびり楽しもう。」
そんな私でしたが、このあと思いっきりブッ飛ばされます(笑)

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【 ノイシュバンシュタイン城 】
「狂王」とも呼ばれたメルヘン王・ルートヴィヒ2世。
竜と騎士の伝説に憧れ続け、作曲家ワーグナーの音楽の世界に心酔しまくり、また信仰心も熱かったバイエルン王国最後の王。ちなみに身長196センチのイケメンだったそうな。
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そのメルヘン王が、自分の愛する世界に、1人でどっぷり浸るためだけに、国の財産と情熱をぶっ込んで作った夢の城がっ。ババーーン!!
この「ノイシュバンシュタイン城」というわけです!
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だからこんな人里離れた山の上に建てられてるのです。
もう1度言いますが、あくまで1人でどっぷり浸るために造られた城。誰かを招いたり、誰かと楽しみを分かち合うつもり、全くなし(笑)
なぜ通称シンデレラ城と呼ばれてるかというと、ディズニーの、あのシンデレラ城のモデルになってるからです。
中は写真NGだったので、どうぞ想像しながら読まれてください。

まずね、なんと城の中に洞窟までありました。鍾乳洞。
オペラ「タンホイザー」から着想を得て造られたそうです。
ほんまオペラの熱狂的ファンだったそうで、城内の壁画は、いろんなオペラの一場面。描き込み方がハンパない!
数々の調度品も、素材からデザインから、そのつくりの細やかさ美しさ、ハンッパない!!
最高級の職人さんが、心血注いで造られてるのがわかる。
こだわりにこだわりぬいたメルヘン王の執念は、世界の誰もを唸らせるほどに、圧巻。

晩年は自分の事を伝説の英雄だと思い込むようになったメルヘン王。いよいよ、お極まりに。
王様がこんなんやから、当然バイエルン王国は超ピンチ。
このままだと土地と民を手放すことになりますよ!と家来に言われ放った返答が「んじゃ手放せばイイじゃん」

アーア(;´д`)

「アンタ、マジどうかしてるよ」と国民の怒りは沸点に。
ついにルートヴィヒ2世は、41歳の時に王座から引きずり降ろされ、翌日水死体となって発見。
謎の死を遂げたため、城は未完成のまま。

アララララ・・・・ でもね
完成しているわずか11室は、世界中の素晴らしい文化や、神話、伝説、宗教観を見事に融合させていて、最高級の素材と職人の腕により、それこそ伝説的に素晴らしい!!!

成り金趣味とは違う。本物だ。
狂ってるかもしれないけど、メルヘン王の芸術的センスと知識は、間違いなく超本物。
心の底から、竜と中世騎士の伝説や芸術を愛してたんだなあ。。。
ノイシュバンシュタイン城、通称シンデレラ城。
本当に本当に行ってよかったです。
メルヘン王、貴方の気持ちわかるよ。
私も金と地位があれば自分の夢の城つくるよ。
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・・・って当時、私の実況中継をFacebookで読んでた友達が一言。
「ヨーロッパで最大のシンパシーを感じた相手がメルヘン王って、アンタもマジどうかしてるよ」



【再びプレッツェル]
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【 〜初めてのオペラ〜】
「オペラ、魔笛やってないなら別に今回は観なくていいや」
これが日本出発前の私の気持ち。私のバカバカバカ。
ウィーン滞在の時点で激しく後悔しました。やはりここでしか味わえんものを味わい尽くしたい!!魔笛じゃなくてもいい!知らない話でもいい!ヨーロッパでオペラが観たい!!
当日券もあると聞いたので、まずはプラハでトライ。全行程全演目売り切れ。ミュンヘンに賭けました。
ホテルでもチケットが買えるので調べてもらったら、滞在中に行われてる演目は「タンホイザー」か「シンデレラ」
タンホイザーは売り切れでしたが、シンデレラは立ち見ならもしかしたら手に入るかもとの事。
ただし前日にならないとわからない。ましてや会場のバイエル州立歌劇場は、世界的にも超人気の高いオペラ座。
ホテルのお姉さんの表情を見ても、なんだか望みは超薄そ〜な雰囲気。。。

( いや、もし観れんかったとしても、もう充分この旅は素晴らしすぎたじゃない。落ちこまんようにしよう!)
と思ってました。

ちょうど、まさに「シンデレラ城」を見学してる時にホテルからメールで連絡が。こう書いてありました。
「 YOU ARE LUCKY !!! 」と。
なんとキャンセルが出て、席をゲットできたよ!と。
神様!仏様!メルヘン王様!ホテルのお姉さん!
キャンセルした、どこかの誰かさん!
本当にありがとううううううううヽ(;▽;)ノ
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さあ、うんっとおめかししてオペラ座へ!
観客の人達、今までで一番ゴージャスでした。うんっとおめかししてる。かしこまった正装というより、一番好きなドレスを着てきてるの、って感じで。色とりどりのドレスと香水の香り!華やか!!うんと楽しむぞーーって気持ちが溢れてる。なんとも明るい華やぎです。心踊る。
私も下北沢で買った1番好きなバルーンスカートで、
気分はまさに、舞踏会に来たシンデレラ(笑)
いろんな人が私のスカートを指さしたり、微笑みかけたりしてくれました。good と。
世界に羽ばたく井の頭ファッション!!
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本当のオシャレですねえ(o^^o) オシャレとは、その時その空間とのグルーヴを楽しむためのものだと、個人的には思ってます。
これもまた芸術のひとつですね。
人生を「楽しむためのもの」

さて、ブザーが鳴り、客電が落ち、指揮者がタクトを降り、
夜明けのように、小さな音からゆっくりと、オーケストラの演奏が始まります。
オペラ「シンデレラ」開幕。
何ででしょう、こういう瞬間、涙が出てきますね(笑)
うわあ 私 いまオペラ座の中でオペラ観てるよ、って。
夢じゃないかと。

夢の中みたいでした。オケも美術も凄い、凄すぎる!
でもやっぱり、、、やっぱり「歌」が凄い!!
人間って本当に凄い!!!!!
もう文章に出来ない、この感動。
自分も歌に携わってる事への、込み上げてくるこの気持ち。

この時代に、マイク一本使わず、音楽も全て生楽器による生演奏、照明も明るいか暗いかだけで、舞台は全て職人さんによる手作り。脈々と受け継がれ守り続けてこられたこの最高級の総合芸術。人類の偉大な文化遺産を今、観ているのです
全身で、心の毛穴いっぱいに広げて、吸収しているのです。
泣ける。

ひとつ勘違いしてたのはシンデレラ、あのディズニーのシンデレラとは、だいぶ設定が違いました。
この絵、観にいく前にテンション上がりまくって書いたやつなのですが。
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うん、全然 ちがった(笑)
おおまかなストーリーは同じなんですが、色々とギミックが、違う。
1番大きな違いは「魔法」がないこと。
シンデレラが王子様と結ばれるのは「魔法のチカラ」のおかげではないのです。
だからこそ、より人間味のある物語になっていました。
重厚感のある、愛の物語に。
後で知ったのですが、そのようにした理由は「ファンタジー」にしないため、との事でした。納得しました。
とは言え、いつも質素なシンデレラがドレスに着替え、見違えるように光り輝く姿で舞踏会に現れるシーンは、やはり皆、前のめる前のめる(笑)

なんとシンデレラ、黒いドレス!!!
黒曜石を身に纏った黒鳥のようでした。はああん(≧∀≦)

イタリアオペラなので喜劇というか、笑えるシーンが多かったです。イタリア語だからもちろん何歌ってるかわかんないんだけど、動きとか表情とか「間」とか、なにより声の表情で、笑ってしまう。凄いですよね。
更にスッゲェェって思ったのは、笑い声や、鳴き声も、メロディなんです!!!!さりげなく超絶技巧(笑) ウワァ。。。。

最も感動したのは、王子様のアリアでした。
シンデレラへの愛を歌い上げるシーンで、ほんと何言ってんのか全然わかんないけど、シンデレラをめちゃめちゃ愛してるっていう気持ちは、めっちゃめちゃ伝わってきました。胸が熱くなりました。喜怒哀楽、人間の感情は、「愛」は人類共通のもの。
やはりそこは拍手喝采で、拍手がいつまでも鳴り止まず、
その間、オケも他の演者の人達もジッと待っている。
大団円かのような、ほんまここでお話終わりかのようなくらいの大喝采でしたが、拍手が鳴り止むと、また静かに自然に物語が動き出す。その事にも感動しました。

ミュージカルと違うのは、オペラは終始歌っているので、場面転換ごとに拍手が起こるんですが、同じ演目でも、きっと毎回違うんだろうなあ。

オペラもやはり「いきもの」ですね(o^^o)

約3時間、シンデレラの愛の物語を、しっかりと楽しんで、
肉眼フィルターに焼き付けてきました。
観に行けて本当に本当に良かった。奇跡!!
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キナさんぽ、ヨーロッパ編
最高の最後の夜になりました。


★KINAKO★

by kinako6969 | 2017-06-30 23:06