38歳の私のリアル。

2月19日。今日はおじいちゃんの33回忌。
ん?  33回忌??  最初は耳を疑った。
33回忌て!って。

「33年も経ったのに、まだ悲しむ事するん」ってママに言ったら
「逆よ。喜ばしい事よ」って言われた。
「33年経った今も、家族元気に過ごせてて、こうして集まって、皆でおじいちゃんの思い出話をできてるって、とても幸せな事なんよ」って。

「それに、33年あっという間やった。」って。


私、冷たかったやろうか。。
ママは自分のパパに、もう33年間も会えてないんやもんね。
( ごめんね、と思った。)

おじいちゃんは私が5歳の時亡くなったから
ほんとにちょびっとしか思い出がない。
でもそのちょびっとの思い出は、とても鮮やか。

細いのに、耳がやたら大きかった。手も大きかった。家ではいつも着物やった。
ご飯の時は必ずTVを消せと怒られた。
釣りの名人でトロフィーがいっぱい飾ってあった。
カブの後ろに括り付けたハコに私を乗せ、
山奥の湖まで白鳥を見に連れてってくれた。
物静かな人やったのに、その声を、やけに鮮明に私は覚えている。
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世界の悪人ランキングが発表されて上位5名は死刑。私が1位になってしまった。4時間後に執行で、大蛇(神様)に喰われる刑。天部の人達が迎えに来て天界にて監禁。皆、とても優しい。インド人?のようだ。天界は、レアな漫画がいっぱい置いてあるアジアンテイストのサロンのような場所。好きなものを食べていいとの事で、ポテトチップスとコーラを注文。湿気をはらんだ南風が吹く。至れり尽くせりの中、穏やかに死を待つ。もう一度ライブがしたい、もう一度あの人に会いたい。そんな想いが込み上げてきて涙が溢れる。息つく間もないほどに、最後まで精一杯生きたかった。神様に散歩に誘われる。仮初めの姿で、中学の剣道部顧問の姿。口調までそっくりで本人かと錯覚するほど。「まさかお前が歌手になるとはなぁ。次に生まれ変わったら何になりたい」と聞かれたので「歌手。」と答えた。
そこで目が覚めた。アル・ジャロウが亡くなった事を知った。2月13日。

私がアルジを知った(と同時にガッドを知った)
そしてズギュンと貫かれた、思い出の動画です。

また歌の神様が1人、天に帰っていった。
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2月16日には、ディック・ブルーナも天国へ。
ミッフィーちゃんは、ずいぶん昔から私の隣にいてくれた。
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遡り。。
その前の週も、実はお葬式だった。
2月8日は岡山で
2月11日は東京で
とても、大切な人を、お見送りした。


ジャズの生演奏とお花の香りに包まれた、
お人柄そのままの、あたたかい、愛に溢れた式だった。

可愛がっていただいた。
ありがとうとさようならを
言いにいけてよかった。

神戸から駆けつけてたM氏に
「なんかこれから先は、黒い服着て顔合わせる事も多くなっていくんかなあ?」って聞いた。

「そうやで。順番や。皆、いく。俺もお前も。」
「だからな、お前、もうちょっと帰ってこい、神戸に。ライブがなくても、たまには顔見せに帰ってこい。」

うん、って言った声がかすれた。


歳を重ねるごとに、お見送りすることが増えてきて、とてもさみしい。悲しい。。。
でも、
そのたび改めて思う。

出会えてよかった、と。
あなたに。あなたに。君に。
出会えて本当によかった、と。


やっぱりここへ辿り着く。
その気持ちが、今のところの、
38歳の私のリアル。
33年後はどう受け止めてるんかな「死」を。

わからんけど、精一杯、生きよう!!
うおおおおおおおおおおお
★KINAKO★

by kinako6969 | 2017-02-19 01:42