【琉球キナコ録 3】沖縄民謡デビュー戦

1秒後の未来、何が起こるかなんて誰にもわからない。
大事なのはいつどうなっても対応できるように
しっかり心と体を常にスタンバイしておくこと。
そして何より、うんと楽しむ事!
それがステージ。それが人生。


な〜んちって。

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沖縄民謡を平安隆師匠に学び始めて1ヶ月と半分。
あまりにも早いお披露目。人生に待ったはありませんw

平安隆師匠、Ken Ohtake、じゅんこさん、ゲレン大嶋さん、
会場にいらっしゃった皆々様の胸を借りての、
キナコ、沖縄民謡デビュー戦でした!


芸は、人の目に触れ耳に触れ
その場の空気に触れてナンボ。
ステージの上でしか学べないものがあるからね、と。

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というわけでデビュー戦の舞台は
天王洲キャナルで行われた「天王洲キャナルフェス2019」
運河に浮かぶ水上ステージ「水辺の音楽祭」
3日目のトリ、平安隆師匠のステージででした。

目の前にはパラソルの並ぶウッドデッキ
背後には運河を行き来する観光船。
朝からあいにくの雨でしたが、本番前には止んでました。


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「気持ちのいい所だね〜、デビュー戦にはちょうどいいじゃない。皆さんにキナコちゃんの歌聴かせてあげなさい、ハハハ」と。笑。

会場入りから、軽く音合わせして、本番まで
平安さんもKenも、なんとまあ嬉しそうに
私にプレッシャーをかけてきます(笑)

特にKen、終始私を見てはニヤニヤしていたw
いやいや、わかりますよ。
平安さんに繋いでくれたのは彼ですから、そして
こんなに早く一緒にステージに立てるなんて。
きっととても喜んでくれてたんでしょう。
だって、私は嬉しかったよ、とても♫

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嬉しかったといえば、
Kenと徹ちゃんと福島さんのバンド「東京中央線」
台湾金曲獎、みごと受賞!改めておめでとう〜!!!

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今回のステージ。
平安さんと、Ken Ohtake(guitar)
コーラス(お囃子)で、じゅんこさんとキナコ。
更にはゲレン大嶋さんが一曲三線で飛び入り。

ゲレンさんもお久しぶりでした!
梶原順さんとされているユニット[coco←musica]が
水辺の音楽祭、初日に演奏されてました。

平安さんのアルバム
ゲレンさんが「悠」のプロデュースを、
Kenが「雲遊び」のプロデュースをされていて
Wプロデューサー集結です。なんて圧のある3ショットw

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じゅんこさんと私。通称「デコボココンビ」w
声の相性がとても良いように思います。
一緒に歌っていて、とても気持ちがいい。

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サ、おめかしして
軽くサウンドチェックして、そのまま本番。


ステージに立って前を向くと、真っ正面に
いつもライブに来て下さっているお客さん達の顔が。
めちゃめちゃ嬉しかったです。やっぱりね、心強いですよ!
ありがとう。雨の中、ほんまにありがとう。



大きなフンドシのオジさんの曲「ダイサナジャー」からスタート。1曲無事に終わって内心ホッとしてたら
2曲目のイントロ、平安さんの弾く三線のフレーズ、、、
(ん、、、あれっ、この曲、知らない。聴いたことない。)

場の空気を見て、咄嗟にふさわしい曲に変更されたんですね。わからないのでとりあえず手拍子してました(笑)

レジェンドのライブあるあるです。
久しぶりです、この感じ。何が起こるかドキドキワクワク。
全身で皆の波動を感じ対応するのみ、スーパー集中モード。

ゲレンさんが三線で入って「だんじゅかりゆし」
舟が風を受け勢いよく突き進んでいく、とてもめでたい曲。
この水辺の音楽祭にぴったり!
ゲレンさんが参加される事で、更にエモかった!

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そして、ついに。キナコソロ
「月ぬ美しゃ」を歌わせて頂きました。
Kenがイントロ弾き出した途端に落ち着くから不思議。
「はい、僕が支えるから安心して歌いなさい」と聴こえる。
こんなにギターで会話してくるギタリスト、やはり滅多にいませんね。Kenとの感覚、体がしっかり覚えてる。

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一番から五番までフルで歌う人は割と少ないそうです。
学んだ事を、一音一音、一言一言、丁寧に。
情景を思い浮かべてながらとにかく丁寧に、歌いました。
水音が聴こえるくらい、心が静かでした。

そして、そのまま「ケーヒットゥリ節」
とても美しく、そしてとても難しい曲です。

さて終盤
いつもは抑えてらっしゃる覇王色を
すこーしずつ解放していく、平安師匠。
隣に立っててビリビリきました、熱風が。

やっぱり、、なんて大きな人。
大きな樹のような、海のような。

一緒に音を出す事は、その人の事を知る事。

「ステージの上でしか学べない」ものの1つは、
共演者の方々とのガチの魂の交換、科学反応もありますね。
もちろんお客さんとも。混ざり合い畝る、命と命。
音楽は最高のコミニュケーションです♫

そしてその熱風が会場を包んでゆき、
最後は「カチャーシー」で盛り上がり!!
一緒にお囃子を歌い出したり、踊り出すお客さん達。
隣でじゅんこさんも気持ち良さそうに踊ってはりました。
きれいだなあ、生き生きとしている。きれいだなあ
私も見よう見まねで、踊りました。楽しかった(笑)

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天王洲が沖縄になった一瞬でした。


終わってから、いろんな方に声掛けて頂きました。
「月ぬ美しゃ」で涙が出た、と仰って下さった方も!
嬉しかったです!てか良かった!ほっ。

「ほっ」が1番の気持ちでしょうか。ほっ。

でも当然、まだまだのまだまだでしょう。
「初めてにしては上出来だったんじゃない?」と師匠。
つまりはそうゆう事です。ひよっこレベルには変わりない。

個性は大事にしつつも、伝統も大事に守らなければいけない。
オリジナルみたいに自分の好きに歌っていいわけではない。
伝統芸能に手を出すというのはやはりプレッシャーがあるし
平安師匠の顔にドロを塗るような歌を歌うわけにはいかない。

何より、お客さんに楽しんでもらう事が1番の目的。
「歌の発表会」になっちゃーダメなんです。
プロなんだから。


わね、うたしゃやいびん。
(私は歌手です。)



というわけで
もちろん緊張しましたが、おかげ様で頭は冷静でした。
だから師匠の突然の曲変更やアドリブにも
慌てずに対応できたし、自分自身しっかり楽しめました♫

これでもう少し力が抜ければ、とてもいい状態。

巡り合って
触れ合って
受け継いでゆくもの。

引き続き、沖縄民謡もがんばっていきます!

皆さん、ありがとうございました!!!!!

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★KINAKO★

by kinako6969 | 2019-07-18 21:14