【邦楽キナコ録 25】篠笛はじめました。
邦楽囃子仙波流に入門して4年と3ヵ月。
昨年11月のおさらい会で寿獅子を(一応)完走した私。仙波会2020年お稽古始めは
お正月の演目であるこの「寿獅子」でお打ち初め♫
縁起良いです。
姉弟子の皆様のお打ち初め「吉原雀」壮観でした。
華やか〜 つづみの音ってほんま気持ちいい。
1月10日は仙波会の邦楽お稽古の前に、お祭りへ。
虎ノ門にある神社、金刀比羅宮の「初こんぴら祭」
「寿獅子」超嬉しかったです。心の中で一緒に〆太鼓を打ってました。獅子舞かっこいい、迫力ある!
虎ノ門にある神社、金刀比羅宮の「初こんぴら祭」
「寿獅子」超嬉しかったです。心の中で一緒に〆太鼓を打ってました。獅子舞かっこいい、迫力ある!
「足踊り」凄かったです、足で動かすおかめとひょっとこが生きてるみたいでした!珍しい伝統芸能だそうです。
神楽「福徳舞」おもしろかったです!笑ってしまいました。神楽にはこんなに愉快な演目もあるんですね、びっくりしました。
たくさんの人の笑い声と拍手が響いて、
なんだか明るくてめでたくて清々しくて、
とてもいい気分でした。
石森さん、Miさん、ありがとうございました♫
日本人やけど日本に興味津々。好きです。
おもしろいです、邦楽。ほんまに。
石森さん、Miさん、ありがとうございました♫
日本人やけど日本に興味津々。好きです。
おもしろいです、邦楽。ほんまに。
さて。
基本中の基本「江戸祭囃子」「寿獅子」この2曲の
〆太鼓を(一応)完走して
次は何を学ぶか。長唄に進むのか。
私は、再度「江戸祭囃子」を
今度は「篠笛」で学ばせて頂く事にしました!
長唄は、、ほんま、、、カッッコイイです。
ドラマチックで胸熱、唄と三味線も入ってて
ほんまカッッコイイ。憧れます。
12月中旬に人形町日本橋公会堂で開催された
「伝統長唄伝承の会」
仙波清彦師匠も出演されてまして、流派の違う重鎮の方々が一同に会されての「勧進帳」
仙波清彦師匠も出演されてまして、流派の違う重鎮の方々が一同に会されての「勧進帳」
難しい事・詳しい事は分からずとも、圧巻でした。極。
緞帳が上がった瞬間から鳥肌でした。
大きな金屏風の前に赤い雛壇、上の段に唄、中の段に三味線、下に囃子(大鼓(おおつづみ) 小鼓(こつづみ) 笛の方達が紋付袴でずらり。壮観です。観てるこっちまで背筋が伸びました。
流派の違いとかわかりませんが、迫り来るあの感じ、やっぱり凄かったです。
そして仙波師匠がかっこ良すぎました。
どんなに憧れても私は師匠のようにはなれません。
到底無理。
長唄はキッパリ諦めました。
キナコは、祭囃子を精一杯がんばります!
自分なりの目標が定まってスッキリ。
( ↑ 仙波清彦師匠です♫ )
で、なぜ篠笛を選んだか。
それは昨年春頃のある日のお稽古で
仙波師匠に言われた一言
「歌い手なのに、なぜ笛を聴かない?」
笛が、唄の役割なのに。
ハッとしました。
当時は〆太鼓を唄のように覚えていたので、無意識に私は
自分が触ってる楽器が唄の役割になっちゃってるんだ、
という発見もおもしろかったです。
とにかくその時から、笛を聴くようになり
そうしてるうちに、どんどん笛に惹かれていき
秋になる頃には気持ちは固まっていました。おさらい会の打ち上げで仙波師匠に
内心ドキドキしながらお願いしました。
ふふふ笛をおおお教えて下さい!!! と。
いいよ、
じゃあまず穴の7つ穴ある笛を買っておいで。
との事で浅草「宮本卯之助商店」さんへ!
( この持ち方!!!www )
お店の方が、吹き方も、持ち方さえわからない私に、
とても親切に色々教えて下さいました。
何本も何本も試奏させてもらって
1番ピーッて鳴ったやつを買いました。
なんか「コレだ!!」って思いました。
色が赤いところもとても気に入りました(赤が好き)
とにかく初心者なので直感で選んだんやけど、
後でネットで改めて調べたら、私が買った篠笛は「立平」の塗笛「天の川」という、とても良い笛だそうで、入荷してもすぐ売り切れてなかなか手に入りにくい笛みたいです。
音楽活動で頂いたギャラで楽器を買う時の嬉しさ。
大切にします。=いっぱい吹きます。
(長時間ありがとうございました!)
ちなみにこのお店、何回行っても楽しすぎる
(撮影大歓迎だそうです♪)
そして12月中旬、いよいよ篠笛のお稽古開始!
私の笛を仙波師匠にも吹いて頂きました。
明るくて綺麗な音色にうっとり
「音が大きい、素晴らしい」との事(^O^)ワーイ♫ 当たった♫
やっぱり楽器選びは恋愛と同じで直感!
そして良い楽器に育ててもらうのです。
まずは基本中の基本
三段階の息の使い分けから。
ピーピーピー
吹き分けムズッヽ(;▽;)ノ
呂音→甲音(1オクターブ)→大甲音(2オクターブ)これがめちゃくちゃ難しいです。
たまに鳴ると嬉しいですが力任せなだけです。
まずは自分の笛に慣れるようにとの事!!
というわけでなるべく毎日吹くようにしてます。
かならず動画とりながら練習してます。
指と口を見たいから。
↑
( 吹き始める時の所作 )
所作、って日本語は綺麗ですねえ。
こんな感じでなるべく毎日。
ご近所から苦情こないかビクビクしながら(汗)
すると不思議なもので
三段階のピーピーピーが、
だんだんと鳴るようになってきました。
成功率20回に1回だったのが
10回に1回、5回に1回、2回に1回...といった風に。
だんだん力いっぱい吹かんでも鳴るようにも。
出来なかった事が出来るようになる。
嬉しい。楽しいですよね♫
正月は実家にも持って帰って家族にもお披露目。
三段階のピーピーピーを吹いただけ。
「え?それだけ?」とポカーンとされました(笑)
うん、これだけ。今はね!
そして今は指の動きを教わっています。
音鳴らせなくても、まずは指を覚えないととの事。
楽譜もありますが、私はとにかく師匠の見よう見真似。
指の角度とか口の形とか、ガン見です。
師匠の真後ろからとか、真上からとか
いろんな角度で見させてもらったり。とにかく真似る。
そういえば
「学ぶ」の語源は「真似る」から
きてるそうですね(!!)
そして少しずつわかってくると
いかに篠笛が難しいか、一曲吹くのが大変か、
先が果てしなさすぎてゾッとしてきて
私はなんて無謀な馬鹿者なんだと思いました。
いや、知ってるけど。
ばかはしんでもなんとやら。
「笛に進むとはチャレンジャーだね!!」
と仙波会の皆さんもおっしゃる。ご、ごもっとも。
だいたい、〆太鼓の次は鉦か大太鼓だそうです。
だから皆さん、笛のお稽古の様子が珍しいようで
「篠笛の楽譜ってこんなんなんだー!」と盛り上がったり。
仙波会、ほんま楽しいです。
篠笛の名前「祭(まつり)」に決めました。
祭囃子の祭ちゃん♫
「江戸祭囃子」と「寿獅子」をフルに吹けるようになるまで
5年、、、10年くらいかかるかもしれない。
それに笛以外にも、鉦も大太鼓もあるわけだし。
〆太鼓だって、フルで覚えた。ってだけで
まだまだ超下手くそです。こちらも引き続き練習です。
だから祭囃子だけでマジで一生かかる。と思います。
マジで。
仙波清彦師匠に師事して、仙波流に入門して
シンガーソングライターが邦楽に手出して馬鹿じゃないの
とか笑われたりもしましたが、雑音は気にしない!
自分がやりたくて始めたんやから!
好きだから!しつこく頑張るのみ!チヒー!ヒ!チヒッ!
仙波流の祭囃子
しっかり学んで習得して
しっかり受け継ぎたいです♫
仙波師匠、仙波会の皆様、
今年もどうぞよろしくお願い致します(^ ^)
ヒャリラッ ヒャリラッ ヒャリラッピ!
★KINAKO★
by kinako6969 | 2020-01-11 04:02