ママは風の谷のナウシカ

ママが書いた論文が専門誌【BIOCITY】83号に掲載されました。

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テーマは「グリーンインフラと雨水デザイン」

雨水をいかに利用し、そして自然に還すか。=循環と共存。
「持続可能な街づくり」を掲げ環境問題への意識と雨水施策がピカイチのドイツまで足を運び、研究してきたものです。

豪雨・水害が問題になっている今こそ、皆さんにも是非読んでほしいです。

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読んでみると、ドイツまじ凄い。そしてヨーロッパまじ凄い。
私もウィーン・プラハ・ミュンヘンには実際行ったから少しだけわかる。ほんまに素晴らしかった。そしてとても居心地が良かった。いるだけで気持ち良かった。それはなぜか。

一部抜粋させて頂く。
歴史上、国々の侵略や略奪を繰り返してきたヨーロッパ社会では、自分達の歴史を街の形で残すことが人々の使命と捉えられている。それ故、建築様式にこだわり、気候風土や文化を生かした街が長く使われ続けてることに誇りを持ち、同時に石の文化がひしめき合った街並みを快適な住環境となるよう、水や木々の自然を取り込んで作る努力も惜しまなかった。」からである。

さらに、この一文には胸が熱くなった。
【ドイツに学ぶもの】のくだりより抜粋。

「我々が学ぶべきものはこのような意識や行動力、そして市民として共に考える責任感であろう。改めて自然豊かな日本に生きることに感謝する。
「森の国」と言われるドイツでも森林は国土の三割ほど。七割の森林を持つ日本は国土そのものがグリーンインフラの大地なのだ。」

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素晴らしかった。正直、感動した。
一般の人にも非常にわかりやすく書かれていた。
彼女はいつもそう。何度かママの講演や文章を目にしたことがありますが、いつもとてもわかりやすい。
「伝えよう」という想いをヒシヒシと感じる。
一流ですよ、あなた。


ママは昔から言う。「環境と調和してこそ建築」
建築物だけが立派で美しくても意味がない。
その自然環境との調和・共生してこそ本当の建築であり、そこまで考え設計・建築し、自然環境と人々の暮らしを守る事が、建築士の役目だと。

つまりはハーモニーとグルーヴじゃないか。
音楽と一緒。世界はそうやって出来ているのだ。

ちなみにママは学生時代はオーケストラの指揮者をしていた。その経験も彼女の視点の広さと細かさに繋がっている気がする。

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ところで昔から思う事がある。
ママは風の谷のナウシカに似ている、と。
自然と人を心から愛し、いつも社会や世界全体の事を考えてる。人々の暮らしと自然環境の共存・そのバランスの事を。
そして人生を賭して、身を削り命を燃やし、飛び回っている。
まさに「鳥の人」である。

その者 青き衣をまといて
金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆を結び、
ついに人々を青き清浄の地に導かん・・・

(ところで先日、初めて映画館で「風の谷のナウシカ」を観ました。幼き頃からビデオテープ擦り切れる程観たし今もDVDも原作も持ってる。だのに!!映画館で観たのは初めてで!もうエモすぎて!最初から最後まで鳥肌立ちまくりで!「鳥の人」流れるたび涙が出た!感動した!感動した!!めちゃめちゃ感動した!!!!!映画は映画館で観る物だね!!涙)


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ママは謙虚すぎるから宣伝も気が引けたようですが
自然環境と人々の暮らしのために一所懸命書いたものなんやから、たくさんの人に読んでもらうべきでしょ?というわけで私が宣伝させて頂きました。
( そして自慢の親の自慢もさせて頂きました。笑)

全国の、書店でお求め頂けます。
図書館でも読めるそうです。
もう一度言いますが、豪雨・水害が問題になっている今こそ、皆さんにも是非読んでほしいです。
自然環境の事を考える、よい機会だと思いました。


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正義感と博愛と情熱と向上心に満ちた、鳥の人。
あなたは本当に素晴らしい。心から尊敬してます。
いつも応援してるよ、ナウシカ。

私には、何ができるかな?

★KINAKO★

by kinako6969 | 2020-07-08 22:32