2019年 05月 24日 ( 1 )

【琉球キナコ録 1 】導かれ サーサー はじまり。

この度、私、キナコは

沖縄民謡界のレジェンド、平安隆さんに

沖縄民謡を教えて頂く運びとなりました。


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日本のtraditional

日本人なのに全然知らない。知りたい。

たとえどんな端っこでも、音楽・芸能の世界で生きている。

生かされてるのだから、学びたい。

(そしてその血脈の一部に少しでも成りたい。)

ましてや、そのチャンスが今目の前にあるなら!



4年前、邦楽囃子方仙波流に入門し、仙波清彦師匠に江戸祭囃子を教えて頂く事になった時も、同じ気持ちでした。

ハタチ超えてから音楽活動を始めた自分が、おこがましい。。。

欲張っちゃイカンと思いつつも、

せっかく与えてもらった、貴重な出会いを素通りするなんて。

やらずして後悔なんて絶対にしたくない。

その気持ちの方がウンと強い。



そして年々強くなってきていた

「民謡歌手ではないけれど、民謡を学びたい。でも。。。」

という気持ち。



先日の吉祥寺バオバブで、一緒に歌おうと手を差し伸べて下さった事。そして「サーサー節をキナコが歌うと良いんじゃないかな」と言って下さった事が、

勇気を出して一歩踏み出すきっかけとなりました。


「私なんかが」って思うの、やめました。


何より平安さんという人の大きさに魅かれ

「この方から学びたい」と思いました。

これもまた仙波清彦師匠の時と同じです、

音楽だけでなく「生き様を学びたい」という気持ち。

こんな素晴らしい偉大な方々に出会わせてもらえるなんて

私、ほんまに恵まれていると思います。

ちょっとコワイ。うんコワイ。



平安さんとは

高円寺ジロキチで初めてお会いして

2度目には急遽一緒に「満月の夕」を平安さんのウチーナグチヴァージョンで歌わせて頂き、

3度目には、こうして沖縄民謡を目の前で教えていただいている。


考えてみれば、

まだ3度しかお会いしてないのですね(!!)

とても不思議です。導かれてると思います。

神様?に。



そして、背中を押して下さった

ギタリストKen Ohtake、民謡歌手のめぐ留さん。

このお二人に、この場を借りてどうしても御礼が言いたい。

本当にありがとうございます!


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めぐ留さんは、仙波会でご一緒させていただいてる姉弟子で、

いつもとても良くして下さる本当に素敵な方です。

お父様が民謡歌手の伊藤多喜雄さん、めぐ留さんも民謡歌手として幅広く活躍されています。


今年のお正月、仙波会の新年会で

めぐ留さんにおそるおそる質問したんですね。


民謡を学びたいのですが、何から、どの曲から、

どのように学んだら良いのでしょうか?と。


そしたらめぐ留さん、

「縁を感じた曲を歌ってみたらいいんだよ。

   縁を感じる方へ、行けば良いんだよ。」

って。



縁。ご縁。


とても心に残りました。強烈に。

at 永福町のイタリアンレストラン


そして先日の「サーサー節」のお話。

めぐ留さんのその言葉がフワッと降りてきて。

ああっ!って思いました。



そこへ更にKenの一言

「あのサーサー節の件ね、あれは本気で仰ってくれてるよ。

ちゃんと平安さんに教えてもらったらどうかな。」

「平安さんの電話番号教えるから、かけてみたら?フフッ」

at 新宿のドイツビール立ち飲み屋さん(バルって言うの?)


ええっ!?ってなりました。

電話、、、超苦手。ほんま苦手。

ましてや、出会って間もないのに。

でもなんか、かけるべきだっ!って思いました。

なんてか、GOサインが鳴り響きました。


だから勇気を出して電話をかけました。

立ち飲み屋さん(バル?)の外で。




「もしもし?(誰かな?)」


「モシモシ、コンニチハ、キナコデス。

ワタシニ、サーサーブシヲ、オシエテクダサイッ!!」


「はい、いいですよ。 教えましょうね〜」




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そして、523日。

初めてのレッスンだったのですが、ドキドキしながらも、

ちむどんどん(心わくわく)。

初めて教わる唄は、そう、「サーサー節」です。



「まずは僕が歌ってみせようね〜」


窓からそよいでくる風が運んでくる葉擦れの音に風鈴の音、

平安さんの三線の音、そして唄。

なんて気持ちいいんだろう。心地よいんだろう。

ゆったりと流れる唄。心の深〜いところに響く。



琉球の言葉は万葉集の言葉と同じだそうです。

令和の時代になって間もなく、その言葉を教わる事に、

やはり不思議な流れを感じます。

それにしてもなんて美しいの、ことば。


例えば

「サーサー節」にも出てくる「さやか」

とても心地よいとか気持ちが良いとか、

素敵、が1番近い意味かなと仰ってました。

全国のさやかさん、素敵なお名前ですね♫


「美ら」は「うつくしい」という意味と思いきや

「清らかな」といった意味が本来だそうです。


このように、ひとつひとつ

言葉の意味を教えてもらって

少しずつ、歌の中の風景が見えてきます。


ちゃんと万葉集の言葉で歌える歌い手になってほしいから

ちゃんと教えるからネ。と仰ってました。


そして沖縄民謡は邦楽と同じく、リズム、間、が本当に唯一無二で今までの経験値でパッと歌えるものでは、もちろんないですね。

私の苦手とする、柔らかく、流れるように歌うことも、とても難しいです。とても。

でも楽しいです、、、!!

私は唄が、歌が、好きです。心から。


平安さんと一緒に歌っていると、ふとKenの呼吸を感じる瞬間がありました。

Kenの音楽人生のルーツに、直に少しだけ触れれた気がしまして、それもなんだか嬉しかったです。


平安さんの元で学んだKenのギターに魅かれた私が、

今、平安さんの元で学んでいる。

ほらやっぱり不思議、、、いや、自然。


「ご縁」という言葉、胡散臭い残念な使われ方が増えてきた昨今ですが、この不思議にも自然な流れに感じるミエナイチカラは、やはり「ご縁」としか言えない。


ですよね、めぐ留さん(^ ^)



レッスンの合間合間で、

いろんなお話を聞かせて下さいました。

そのひとつひとつが興味深くて、また、

おこがましいのですが、とても共感できるもので

気が引き締まりつつも、心が安らぎました。

前日記にも書きましたが、ほんと平安さんって

大きな大きな木のような、不思議な方です。



「僕はね、神様からの贈り物だと思っているね」

音楽も、ご縁も。

だから大切にしたいね、って。



「ライブでも披露できるように、しっかりしっかり教えていくからね。世界に通用する、立派な歌い手になってヨ。」


しっかりしっかり平安さんから学んでいきます。

平安さんのように立派な歌い手になりた、、なります。

そして平安さんのように、大きな木のような人に、なりたい。


(ところで平安さんのことをこれからは、先生。とお呼びしたいのだけれど、ど、どうなのかな?次回聞いてみよう。)



初めて平安さんにお会いした時の写真。

歴史を辿って、よくよく考えると

すべてはカンジさんから始まってる御縁。

カンジおそるべし!!!!!震える。

いや、やはり「ご縁」に感謝なのです!


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KINAKO


by kinako6969 | 2019-05-24 04:24